空き店舗活用「トビチマーケット」 辰野

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空き店舗をつないだ複合出店でにぎわいと交流が生まれた「トビチマーケット」

辰野町の一般社団法人「◯と編集社」と町が初めて企画した、空き店舗活用イベント「トビチマーケット」(長野日報社など後援)は7日、下辰野商店街で開いた。点在する空き店舗や空き地を“飛び地”形式でつなぎ、1日限定の複合出店エリアを構成。県内外53業者が飲食に農産物、雑貨といった自慢の品を売り出し、通りを巡る大勢の家族連れなどを楽しませた。

県の商店街魅力づくり応援事業に採択された、同法人の経済圏構想「トビチ商店街」の実践企画。現有資源を無理なく生かし、10年後につくりたい商店街の日常イメージを共有しよう―と掲げ、延長約800メートルの商店街にある空き店舗12カ所、空き地4カ所を所有者協力の下で開放した。

事前の片付け企画などを通じて環境を整えた店内には、地元農家が有機栽培した野菜、江戸時代から続く老舗店の汁粉、手製の南米の打楽器にハードカバーのノートといった個性あふれる品物がずらり。あちこちで業者と来場者がコミュニケーションを図る光景が広がった。

主会場の旧呉服店では、まちづくり企画やフリーマガジン編集者ら専門家3人によるトークを実施。趣旨に賛同して準備段階から手伝った信州大学の学生有志グループは、ハンドドリップのコーヒーで来場者をもてなした。

妻子と訪れた町内の40代男性は「とても魅力ある取り組み。これが10年後に実現するならば、毎日商店街をぶらつきたい」と笑顔で話した。

同法人代表理事の赤羽孝太さん(38)=同町=は、トビチマーケットは今回限りとする考えを示しつつ「疲弊する地方や商店街の活性化に向け、ビジョンを共有する多く人とのつながりをつくれたのが最大の収穫。今後も町の資源を活用しながら取り組んでいきたい」と話していた。

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