飯島町で操業へ ファゴットのタケダバスーン

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飯島町の下平洋一町長は9日の町議会一般質問で、木管楽器ファゴットを製造するタケダバスーン(東京)が、JR飯島駅近くの旧飯島診療所の建物を取得し、操業の準備をしていると明らかにした。さらに町内に生産拠点を置くミヤザワフルート製造(東京)が新工場を飯島地区内に設けるため、年明けにも町と用地売買の契約を結ぶと説明した。町は楽器メーカーの企業を集積し、地域文化の醸成も図る「音楽村構想」を掲げており、下平町長は実現に向けて手応えを示した。

町によると、タケダバスーンは製造工場を飯島町に移す計画。民間が所有していた旧診療所の建物を9月に購入し、土地所有者の町とは賃貸契約を結んだ。操業開始時期などは未定。

ミヤザワフルート製造は、町出身で名誉会長の宮澤正さんが1969年に創業。81年からふるさとの小学生にリコーダーを贈り続けているほか、2013年に工場を埼玉から町内に移転した以降も音楽を通じた地域貢献に力を入れ、創業50周年記念演奏会も7月に町内で開いている。

音楽村構想の軸ともいえる同社の新工場建設に向けて町は積極的に誘致を図り、国道153号伊南バイパス近くに約5700平方メートルの用地を町が先行取得。現在、造成を進めており、年内に完了する。それを受けて売買契約し、来春に着工、秋の完成を目指す。

2期目の政策でも音楽村構想の実現を訴える下平町長は一般質問の答弁で、「気軽に音楽に親しむ環境が日常にあるのが構想の考え方にあり、企業側には文化の熟成に協力してもらえるよう取り組む」と述べた。町は今後もさまざまな楽器メーカーの誘致を進める考えだ。

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