旧藩主17代当主が記念植樹 高遠城址公園

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白鳥市長と記念植樹を行う旧高遠藩主内藤家17代当主の内藤頼誼さん(右)。記念プレートも設置された

旧高遠藩主内藤家17代当主の内藤頼誼さん(84)=東京都新宿区=が10日、伊那市の高遠城址公園を訪れ、タカトオコヒガンザクラの記念植樹をした。父親で16代当主の頼博さん(故人)が20年前に植樹した木の近くに白鳥孝市長と苗木を植え、「大変光栄です」と笑顔で語った。

長男の頼克さん、孫の頼隆さんと3代で来訪。植樹を終えると、それぞれの夫人も苗木の近くに集まり、にぎやかに記念写真に納まった。伊那市の名誉市民でもある頼誼さん。桜の保護に役立ててほしいと市に寄付金を贈った。

公園の桜は1875(明治8)年、旧藩士たちが「桜の馬場」から移植したのが始まりとされる。現在は約1500本あり、樹林は県天然記念物に指定される。

こうした歴史を踏まえ、頼誼さんは「城址公園の桜は藩主の力ではなく、高遠藩の皆さま方の力で生まれた」と強調。「上から見ても下から見ても、正面から見ても桜。まさに天下第一の桜」とし、老木が増える中、地道な管理を続ける「桜守」をはじめ地元関係者の労をねぎらった。

白鳥市長は「桜がすくすくと育ち、内藤家とのご縁がさらに深まることを期待しています」と述べた。16代当主の頼博さんは1999年10月に記念植樹。市は、令和の始まりに併せて、この木を開花などの判断基準となる新たな標本木とした。

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