諏訪郡市博物館等連絡協研修会 松本さん講演

LINEで送る
Pocket

美術館や博物館が小中学校と連携して「子どもたちに身近に感じてもらうことが大事」と話す松本猛さん

諏訪6市町村の美術館や博物館22施設でつくる諏訪郡市博物館等連絡協議会の研修会は17日、諏訪市文化センターで開いた。絵本画家いわさきちひろの長男で安曇野ちひろ美術館常任顧問の松本猛さんが「地方の美術館・博物館として地域の文化発展に貢献しながら存続するには」と題して講演し、美術館や博物館の活性化に向けたヒントを探った。加盟施設の職員を中心に約30人が耳を傾けた。

松本さんは、誰のために美術品や収蔵品を見せるのかを考える必要があると指摘。戦没画学生慰霊美術館「無言館」(上田市)を例に挙げ、「作品に美術的価値はそれほどないかもしれないが、残していくことは博物館的な価値がある。制作の自由を権力に奪われるとはどういうことなのかを訴える力がある」と話した。

知的財産を有する美術館や博物館の役割について「来館者に『知る権利』を提供すること」とし、「時代によって美術品の価値は変化する。作品のどんなところを現代の人に伝えるか考えないといけない」と述べた。

安曇野ちひろ美術館は入場してすぐにショップがあると紹介。「展示するオリジナル品も大事だが、絵に興味のない人はショップの絵はがきで初めて絵を見る人もいる。ショップは重要」と語った。

おすすめ情報

PAGE TOP