黒井健絵本原画展きょうから イルフ童画館

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きょうから始まる企画展「黒井健絵本原画展~児童文学に描く」。「銀河鉄道の夜」の書き下ろし作品が初公開される=イルフ童画館

岡谷市中央町のイルフ童画館で21日から、企画展「黒井健絵本原画展~児童文学に描く」が開かれる。日本を代表する絵本画家の一人で「ごんぎつね」などで知られる黒井健さんの、柔らかな色調で繊細に描かれた絵本原画76点を展示。今回が初公開となる宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」の描き下ろし作品2点も並び、見応えある作品展になっている。

色鉛筆を使って独自の方法で描かれ、ぬくもりや郷愁を感じさせる黒井さんの作品。今回は新見南吉や椋鳩十、あまんきみこなど、多くの児童文学作家と作り上げた作品を紹介。「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」「ひとりぼっちのつる」などの絵本の原画を抜粋して並べた。東日本大震災の津波で息子を亡くした淺沼ミキ子さんが思いを込めた文に絵を描いた絵本「ハナミズキのみち」の原画もある。

「銀河鉄道の夜」はこれまで未発表のタブロー画。東日本大震災の被災者への慰霊の気持ちで描かれたといい、澄んだ夜の光景が優しく胸に迫ってくる。

「物語の意図をくみ取った上で、最大限に自分の個性を出して描いた作品ばかり」と同館。「心に響く美しい絵を1枚ずつじっくり見てほしい」と来館を呼び掛けている。

22日は黒井さんが来館し、午後2時からギャラリートークとサイン会を開く。申し込み不要。

展示は来年2月24日まで。開館時間は午前10時~午後7時。休館日は水曜と12月29日~1月3日。問い合わせは同館(電話0266・24・3319)へ。

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