2019年12月23日付

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2020年版の長野県民手帳を購入した。この職に就いてから愛用していて、これで20冊目になった。冬のせいかもしれない、2色のうち暖色系のカバー表紙に手が伸びた。オータムオレンジという秋の色らしい▼とにかく使いやすい手帳である。コンパクトながら1日の記入欄が広く、官公庁や医療機関、交通機関の連絡先はいざという時に役立つ。仕事柄、記事が枯れてくると過去数年分の県民手帳をめくり、ネタ探しに役立てる。近年は防災関連情報も載る。毎年ハードに使うが、壊れた記憶がない▼統計調査員専用だったが、使いやすいと評判が広がって県民手帳が生まれた。県統計協会によれば、18~20年版の発行部数は各6万5000部。40県ほどがご当地情報満載の手帳を出すが、19年版の調査でも長野県が断トツ1位だった。16年版は7万部を発行。「隠れたベストセラー」とも言われている▼同協会に人気の理由を尋ねると、「ページ構成などを大きく変えないことでしょうか」との答えが返ってきた。購入者へのアンケートで数年、数十年と使い続ける県民が圧倒的に多いと分かり、「今後も大きく変えることなく、使いやすさを大切にしていきたい」と話す▼20年版で58回目の刊行だ。「信濃の国」が県歌に制定される前から発行され、生活必需品の一つとなった。愛用者の一人として2年後、還暦祝いのメッセージを当欄につづりたい。

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