ごんぎつねなど解説 絵本画家の黒井健さん

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「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」など絵本の制作背景を語る黒井健さん(右)

岡谷市中央町のイルフ童画館は22日、「ごんぎつね」などで知られる日本を代表する絵本画家、黒井健さんのギャラリートークを開いた。開催中の企画展「黒井健絵本原画展~児童文学に描く」に合わせたイベント。黒井さんは展示した絵本17作品について、制作背景や作風の変化などを語った。

企画展では新見南吉、椋鳩十、あまんきみこなど、多くの児童文学作家と作り上げた作品を展示した。「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」「まんまるねんね」などから複数枚抜粋して展示した原画の前で、黒井さんがどのように作品の世界を描いたかについて解説した。

黒井さんは「ごんぎつね」の制作背景について、「絵を描いても本屋に並ばず絵本に向いていないと思っていた頃、編集者に描いてくれと言われた作品」と打ち明けた。作中で語られる湿度や気候を表現するため、ピンクや赤など明るい色を使うことを避けたといい「最後に表紙を仕上げた時、思い残すことはなかった」と話した。

発売から約2カ月で増刷が決まったといい「思った通りに描いた絵をみんなが受け入れてくれた。三振続きのバッターがホームランを打ったような気持ちだった」と振り返っていた。

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