駒ケ根市の「すずらん荘」 落札者決まる

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入札で辰野町の事業者が落札した駒ケ根市のすずらん荘

駒ケ根市が売却の方針を打ち出している駒ケ根高原に所有する国民宿舎「すずらん荘」について、市は一般競争入札の結果、大町市でゲストハウスを経営する「ふる里リゾート」(辰野町小野)が落札者に決まったと発表した。落札価格は2020万円。今後条件面を詰め、年明けをめどに契約に関する議案の市議会への提出を目指す。

施設はボイラーや厨房などの老朽化が著しく、市は改修や耐震補強に1億7000万円以上が必要と試算。厳しい財政状況から売却の方針を打ち出し、今年2月にプロポーザル方式による民間事業者を公募した。買い取りに前向きな県外事業者と交渉を進めてきたが、10月に入り業者側が辞退。11月から施設を休業して改めて売却先を公募していた。

市は建物・設備など1540万円、土地1897万7000円とした最低売却価格などの条件を見直し、土地・建物・設備などの一体売却としての最低売薬価格を625万2000円に再設定して18日に一般競争入札を実施。2者が参加し、ふる里リゾートが落札した。

施設は大沼湖のほとりに市が1968年に建設。鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積約2574平方メートル。土地は約5286平方メートル。建設当初は市の直営だったが、75年度に第三セクター・駒ケ根観光開発に管理を委託。2005年度の指定管理者制度導入後も同社が管理者として運営し、16年度からはトヨタエンタープライズが管理者を務めてきた。

かつては隣接する大沼荘と合わせ、年間2万人以上が利用。近年は宿泊、日帰り合わせて約1万2000人の利用で推移していた。修学旅行やスキー学校など、学校旅行の団体からの需要があることから、今後も宿泊施設としての営業を条件としている。

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