夢広がる新時代の農業 上農高でセミナー

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山口雅輝さんから「夢はありますか?」と質問を受ける上伊那農業高校の生徒

若者に農業や地域の魅力を伝える「農業の魅力発見セミナー」は23日、南箕輪村の上伊那農業高校同窓会館で開いた。同校生徒や一般を含めて約70人が参加。上伊那地域で活躍する若手農業者らの講演を聞き、農業の魅力に触れ、将来の参考にした。

後継者不足や高齢化が課題となる中、伊那市、JA上伊那、県上伊那農業改良普及センターの3者と地元の農業高校である同校が2014年度から開催している。白鳥孝市長はあいさつで、最新の技術を使ったスマート農業や林業の取り組みに触れながら「新しい時代の農業は皆さんが中心となって活躍してほしい」と期待を寄せた。

駒ケ根市中沢の山口雅輝さん(37)は「夢はありますか?」と題して講演。保育士から農家に転身した山口さんはアスパラガスを主体に、他の作物と機械受託を組み合わせた経営スタイルで年間を通じて収入を得られる農業経営を実践している。

アスパラガスの栽培では、ハウスとハウスの間を通常より広くし、機械で肥料をまいたり、消毒を行ったりできるよう工夫していることなどを紹介。「こんなに楽しい仕事はない」と強調し、「頑張った分だけ成果が出る」と農業の魅力を語った。

埼玉県からの移住者でブルーベリーやズッキーニを栽培する伊那市高遠町の結城晋平さん(35)は「伊那はい~なぁ」と題して話した。結城さんは「自然の中での暮らしは魅力的だが、外に出ないと地域の良さは分からない」とし、「すぐに進路を決めなくていい。自分にとってどんな暮らしが幸せか、どんなことなら頑張れるのか考えてほしい」と呼び掛けた。

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