2019年12月25日付

LINEで送る
Pocket

10月の消費増税に伴い経産省が導入したポイント還元事業の効果もあってか、最近はスーパーマーケットの支払いでキャッシュカードを利用する買い物客をよく見かけるようになった▼小銭を探したり、お釣りをもらうやりとりが省力化され、スムーズに支払いが完了する。一昔前のカード決済の場合、情報を読み取ってから審査時間があり、サインをして決済が終了する流れ。そのイメージは一新され、身近な存在になった▼昨年12月には、QRコードで決済すると20%還元を打ち出した「PayPay」の期間限定キャンペーンがあった。消費者の人気を集めて家電量販店には行列ができ、わずか10日で終了した。QRコード決済の認知度が一気に高まり、その後「〇〇ペイ」が、今年の流行語大賞のトップテン入りした▼だが、キャッシュレス決済は万能ではない。電気と通信が途絶えれば使用できず、災害時は役に立たないだろう。お金を使っている感覚がまひし、使いすぎが懸念される―などのデメリットもある。セキュリティー面は本当に大丈夫なのか不安も残る▼清涼飲料水の自動販売機は、すべてがキャッシュレス対応ではない。冠婚葬祭時の祝儀や香典は現金が一般的だ。いかに上手にキャッシュレス決済と現金を使い分けるのか。年末年始は大きな支出が伴う時期。賢い消費者になるために、家庭内で研究するのもよいのではないだろうか。

おすすめ情報

PAGE TOP