第2号砂防えん堤が完成 茅野市の蓮井沢川

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茅野市北山の蓮井沢川上流に完成した蓮井沢第2号砂防えん堤

県諏訪建設事務所が茅野市北山の蓮井沢川で進めていた「蓮井沢第2号砂防えん堤」の建設工事が完成した。一帯では2012年7月の局地的な大雨で山腹崩壊や土砂流出が発生し、土砂災害を防止する砂防えん堤の整備が求められていた。地域住民は「地域の安心安全につながる」と喜んでいる。

蓮井沢川では1989年、土石流災害の発生を受けて県が高さ7メートルの第1号砂防えん堤を建設。2012年7月の局地的豪雨では第1号砂防えん堤を乗り越えて土砂が流出したほか、不安定土砂が残ったままになっていたため、第2号砂防えん堤の整備を14年に事業化。設計や用地買収を経て17年8月から3カ年に及ぶ工事を進めていた。工期は来年1月まで。

第2号砂防えん堤は第1号砂防えん堤の上流に整備した。コンクリート製のえん堤中央部に鋼製スリットが設置された「透過型」で、水を通しながら大きな岩や流木を受け止める機能を持つ。高さ13・5メートル、長さ119メートル、容量は約3万9000立方メートル。工事は3工区に分けて行われ、岡谷組(岡谷市)と司建設(茅野市)が施工した。事業費は4億6500万円。

柏原財産区の篠原権蔵総代(64)は「土砂災害は全国各地で毎年起きている。えん堤はしっかりしたものを造っていただき、取り付け道路もきれいに整備していただいた」と話している。

県諏訪建設事務所によると、管内の土石流危険渓流は353渓流で、施工中の砂防えん堤工事は岡谷市、茅野市、下諏訪町、富士見町の4渓流。土砂災害の発生や、下流域に避難施設や木造平屋建ての建物がある場合に優先的に整備を進めているという。

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