危険「ながら運転」5年間で24件 諏訪地方

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車の運転中にスマートフォンなどを操作する「ながら運転」を原因とした人身事故が、2015年から19年11月末までの約5年間に諏訪地方で少なくとも24件発生したことが県警交通企画課のまとめで分かった。今年8月には県内では09年以来10年ぶりに、ながら運転が原因の死亡事故が諏訪市であった。12月1日から、ながら運転への罰則や反則金、違反点数が大幅に厳罰化されたが、現場では「取り締まりをしても、ながら運転は減っていない」(茅野署)のが現状だ。

諏訪市の死亡事故は8月21日午後11時35分ごろ、同市飯島の市道を歩いていた同市の会社員男性=当時(21)=が乗用車にはねられて死亡した。その後の捜査で、運転していた同市の当時19歳の男性が、スマホを手に画面を注視していたことが事故原因と判明し、自動車運転処罰法違反(過失致死)の容疑で調べが続いている。

この事故を含めて、15年以降にスマホや携帯電話、カーナビを注視していために起きた、ながら運転の人身事故は諏訪署管内で9件、岡谷署管内で3件、茅野署管内で12件。けが人は計33人に上った。

ながら運転の厳罰化で、反則金は普通車で3倍の1万8000円となり、事故を起こしかねない危険を生じさせた場合は、反則金ではなく刑事罰の対象となる。違反点数は1点から3点に、事故の危険を生じさせた場合は2点から6点に引き上げられた。さらに、罰則も「5万円以下の罰金」を「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」とするなど強化された。

各署では、窓口や交通安全教室での注意喚起、取り締まりを強化している。茅野署の青沼正悟交通課長は「取り締まりでは、年代問わず運転中のスマートフォンと携帯電話の使用がみられる」と問題視し、「一瞬のよそ見が大事故につながる。取り締まりなどを実施し、ドライバーの意識改革を進めたい」と話した。

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