必要な装備で冬山へ 遭対協が呼び掛け

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冬山登山相談所で計画書の提出を呼び掛ける遭対協と茅野署の関係者

諏訪地区山岳遭難防止対策協会(遭対協)は28日、八ケ岳の美濃戸口と奥蓼科、桜平の登山口3カ所に、冬山登山相談所を開設した。年末を八ケ岳で過ごそうと訪れた登山者に冬山情報を提供し、安全な登山を呼び掛けている。

遭対協によると、八ケ岳の積雪は地蔵尾根が5~6センチ、樹林帯は10センチ程度と少ないが、アイスバーンになっていて、稜線上では強風への注意も必要という。

茅野市玉川の美濃戸口には、登山者を乗せた満員の路線バスや乗用車がひっきりなしに訪れ、遭対協の救助隊員や茅野署員が登山計画書の提出を求めたり、「足元が凍っているから気を付けて」などと注意を促したりしていた。1泊2日で硫黄岳を目指す神奈川県川崎市の大西貴弘さん(48)、桜子さん(49)夫妻は「冬山は空気の透明感が魅力」と笑顔で話した。

相談所は30、31日にも開設する。茅野署と遭対協の救助隊員4人は30日から1月1日まで赤岳周辺をパトロールし、山小屋でアイスクライミング事故防止のための相談所も開設する。

同署によると、27日現在の管内遭難件数は24件(前年比8件減)。遭難者は25人で、内訳は死者・行方不明者各1人、負傷者16人、無事救助7人。冬山が全体の3分の1を占め、滑落や転倒が多いという。アイゼンやピッケル、ヘルメットといった冬山に必要な装備を呼び掛けている。

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