伊那谷を体感しよう 遊びエリア4月誕生へ

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空から伊那谷を体感するパラグライダー。呉本圭樹さんが運営会社を設立し、伊那市横山に今春アウトドア・アクティビティーのエリアをオープンする

伊那谷を体感するアウトドア・アクティビティーのエリア「ASOBINA(あそびな)」が、伊那市横山に誕生する。横山を練習拠点とするプロパラグライダーパイロットの呉本圭樹さん(41)=同市=が運営会社を設立。4月下旬のオープンを目指している。伊那谷の雄大な自然景観は「世界に誇れる」と呉本さん。上空から伊那谷を体感するパラグライダーや、森の恵みや集落を感じるマウンテンバイクのガイドツアーなど、さまざまな体験メニューを用意して地域振興につなげる。

初心者~中級者をターゲット層に設定する。鳩吹山の山頂(1320メートル)からのパラグライダータンデム(2人乗り)のほか、旧横山キャンプ場の斜面を整備して体験メニューを提供。森の中のバギーツアーや、ボードに立ち乗りしてパドルをこぐサップも計画し、林道やため池をフィールドとして活用できるよう行政や地元と調整していく。

マウンテンバイクのガイドツアーを目玉の一つにする考えだ。利用者と自転車を鳩吹山の山頂まで車で運んでから出発し、整備された林道をゆっくり下る。子どもでも楽しめるコースを設計。市民の森の一部や、同市ますみケ丘の集落なども組み込み、伊那西地区の環境の豊かさを感じられるようにする。

周辺にある旧不燃物・粗大ごみ処理施設の後利用に関しては既に、ボルダリング用のクライミングウオールや、自転車パークを整備する構想が示されている。中低山の利活用やアウトドア振興は県、観光組織の方向性とも一致。住民有志の横山維者舎は「ハード、ソフト両面でASOBINAを応援したい」としており、多方面から“追い風”を受けられそうだ。

呉本さんは15歳でパラグライダーを始め、30歳でプロの世界へ。アジア1位、世界8位まで上り詰めた。選手としては国内大会を中心とし、運営に軸足を置く意向。横山の集落内に運営会社エルクの活動拠点を設ける。

中央道・小黒川スマートインターチェンジにより一帯へのアクセスが向上。地元や都市圏、海外から人を呼び込みたいと意気込む。「完成形はない。冬場を含め、どんどんメニューを増やしたい。底辺を広げ、選手活動をするような人材も育てたい」と呉本さん。「ASOBINAが起爆剤となり、各地でアクティビティーの芽が育ち始めている伊那谷全体が盛り上がれば」と相乗効果を期待している。

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