2020年1月4日付

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仕事の性格上、人と出会う機会が多い。現在の勤務地で約6年。机の奥にしまった名刺を整理してみたら、小箱にして8箱、約800枚分があった。名刺交換をしないときもあるので、仕事を通じて接した人はいったい何人になるのか▼名刺の1枚1枚を見ると、顔を合わせて話した場面が走馬灯のように頭をよぎる。交わした会話の断片や相手の表情が記憶の底から出てくる。忘れていても不思議はないのに。人の顔や声は頭に残りやすいという説を思い出した▼取材に必要な情報を得ただけでなく、多くの人の見方を知る貴重な機会だった。そんな考え方もあるのかと驚いたり、新たな発見があったり。多様な人の見方に触れることは、人の認識の幅を広げてくれる▼「ONE TEAM」で注目を集めたラグビーW杯の日本代表も、さまざまな背景を持ったメンバーで構成されていた。31人の選手中15人が海外出身。多様な考えや文化を持った選手が意見をぶつけ合い、理解を深めたからこその強さだったのだろう▼昨年取材を縁にいただいた茅野市出身のフリージャーナリスト小林和男さんの著書「希望を振る指揮者」の序章部に、印象的な文があった。「地球上には70億の人がいる。その70億分の1の人との出会いは奇跡的で、おろそかにしてはならぬ…」。正月三が日が終わり、本格的に新しい年が始まる、人との出会いを大切に1年を過ごしたい。

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