戦国の諏訪氏3代が身近に 諏訪市博物館

LINEで送る
Pocket

諏訪に残る天正年間の唯一の胴丸(甲冑)や古文書などを展示する諏訪市博物館の企画展

諏訪に残る天正年間の唯一の胴丸(甲冑)や古文書などを展示する諏訪市博物館の企画展

諏訪市博物館で企画展「戦国を駆けぬけた諏訪氏~頼忠・頼水・忠恒 諏訪3代」が開かれている。今話題の真田氏が活躍した天正~慶長年間に、諏訪氏を復活させた頼忠、高島藩主に返り咲いた頼水、大坂夏の陣で戦った恒忠に関する古文書を中心に展示。3代の活躍と諏訪の動きをたどる。会期は9月25日まで。

古文書約30点は、北条氏と徳川家康が勢力をのばす天正10(1582)年に、北条氏側から「望みがあれば叶える」「高嶋城と所領の支配は任せる」と誘い手紙や約束手形となる「斎藤定盛書状」や「北条氏直(うじなお)朱印状」。豊臣秀吉の家臣で諏訪を治め高島城を築いた日根野高吉の民政資料「日根野高吉定書」(市有形文化財)など。ほか、大坂夏の陣の戦利品の青磁香炉(中国明時代)、頼忠か頼水が使用したとされる胴丸、真田氏と同じ家紋を持つ諏訪上社権祝の矢島家の陣羽織、松平忠輝や真田氏と諏訪の関係についてのコラムも展示。忠恒が大坂で戦った場所である現在の天王寺駅周辺を写真で紹介している。

歴史上の人物を身近に接してほしい、と書き下しを添えて文書の内容がわかりやすくしてある。同館で武田信玄以降を取り上げることが少なく、初公開資料が多い。「古文書に構えず、人物を通して、戦国の風を感じてほしい」と来館を呼び掛けている。

関連イベントで16日午後1時から同館で第2回武田信玄のろしフォーラム(申し込み不要、参加無料)などがある。問い合わせは諏訪市博物館(0266・52・7080)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP