双燈社と榛の会の活動紹介 イルフ童画館

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「榛の会」に参加した版画家らの年賀状などを展示

岡谷市中央町のイルフ童画館で、収蔵作品展「双燈社の活動と榛の会展」が開かれている。岡谷市出身の童画家武井武雄が、戦中から戦後にかけて関わった二つの会「双燈社」と「榛の会」の活動を紹介。「榛の会」に参加した著名な版画家の年賀状など、版画作品199点と資料を展示している。2月24日まで。

武井は1945年から3年間、郷里の岡谷に疎開した。戦争で疲弊した岡谷の人々の心に明かりをともしたいと、仲間とともに文化団体「双燈社」を結成。活動は演奏会、美術展、版画講習会などさまざまで、中でも版画部会の活動は広く版画を普及させ、やがて岡谷に版画の文化を根付かせた。

今回の作品展では、催し物のパンフレットなど大盛況だった様子がうかがえる資料、武井が指導する版画講習会から始まった版画部会の会員の作品などを展示した。

「榛の会」は、武井が主宰した版画年賀状交換会。著名な版画家から愛好家まで全国の会員が年賀状を送り合う会で、創作版画の技術向上を目指して互いに磨き合った。投票で会員の入れ替えがあったといい、35年から20年間で延べ161人が参加。会場にはこの中から、武井をはじめ恩地孝四郎、川上澄生、関野準一郎、宮芳平、棟方志功など27人の版画年賀状を並べた。

同館は「武井が岡谷で版画を教えたことが岡谷の版画教育につながった。榛の会は全国の版画家の技術を上げることに大きく貢献した」とし、来館を呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後7時。休館日は水曜日。問い合わせは同館(電話0266・24・3319)へ。

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