最大何メートル? 諏訪湖の深さに二つの数字

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諏訪湖の深さは何メートル?。水深については現在、二つの数字がある。一つは「最大水深7・2メートル、平均4・7メートル」。もう一つは「最大6・4メートル、平均4・3メートル」。果たしてどちらが正しいの?

諏訪湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」では「最大7・2メートル、平均4・7メートル」と明記している。一方でミャンマーの代表的な湖「インレー湖」の環境対策の参考にしようと諏訪湖を訪れた同国政府関係者に対する県側の説明(2019年10月)では、「最大6・4メートル、平均4・3メートル」と伝えた。

県諏訪建設事務所整備課によると、「最大7・2メートル、平均4・7メートル」は「現在の公称値であり、変更の予定はない」とのこと。ただ、公称値の測定時期は「不明」とし、公称値と合致する測定データもないのが現状だ。

「最大6・4メートル、平均4・3メートル」は2018年に実施した湖底測量の結果。同年の調査は13年ぶりで、05年は「最大6・9メートル、平均4・5メートル」、1981年にも調査は行われているが、「現在と手法も大幅に違う。計算上の数字になる」(同課)として数値は明らかにしていない。

今後、公称値は変更するのか。同課によると「いろいろと調整が必要で、すぐにというわけにはいかない。変更するかどうか、時期はいつごろなのかも含め今は何とも言えない」としている。公称値変更には庁内や関係機関との深い検討が必要になるという。

諏訪湖の深さを調べた2018年の調査は測量船から音響を発信し、反射した音響を受信したり、ヘリコプターで上空から照射したレーザーの受信時間から湖底の地形を調べたり、潜水士が実際に潜ったりと3種類の方法を用いて科学的に実施。調査結果として公表された「諏訪湖の水深は最大6・4メートル、平均4・3メートル」がより実態を表しているといえそうだが、公称値の変更とはなかなか難しいことのようだ。

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