2020年1月8日付

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8月25日に開幕する東京パラリンピックでは初めてバドミントン競技が実施される。日本勢は世界大会で実績を残す選手が多く、メダルが有望視されている五輪と合わせて活躍が楽しみだ▼先日表彰式が行われた第69回“社会を明るくする運動”県作文コンテストの作文集を読んでいたら、バドミントンから学んだことをヒントにした作品が偶然2点入賞していることに気が付いた▼寿小学校(松本市)6年の中村心奏さんは、松本少年刑務所の心理技官から聞いた「人は一人でも反省できるが、一人では更生できないと感じる」との言葉やクラブのコーチが「分かる言葉でほめる指導」をしてくれることに触れて、痛みや苦しみに共感してくれる人と出会い、支えてもらうことの大切さを記した▼美篶小(伊那市)5年の松浦莉衣さんは、0対0で試合開始することを表すバドミントン用語「ラブオール」を紹介した。人と向き合うときにも先入観を持たず、「ラブオール」の気持ちで接することが大切だと提言。「悪いうわさを信じて、最初から自分も悪い態度で接すると、その人の良いところを知るチャンスをなくしてしまうのでとてももったいない」とする▼2人は社会で人と向き合うために肝心なことを鋭い選球眼で見抜いた。この競技から学べることは多いようだ。五輪・パラの試合でも勝敗だけではない何かを受け取ることができるかもしれない。

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