2020年1月10日付

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2020年は働き方改革で新たな動きがスタートする年になる。非正規社員と正社員の不合理な待遇格差をなくす「同一労働同一賃金」が4月に大手企業から開始される。中小も21年4月から始まることになっており、いよいよ待ったなし▼大みそかの全国紙の全面広告にラーメンチェーン店の「0億円事件。」という大きな文字が踊った。何だろうと説明文を読むと、同店はかつて繁忙期の年末年始に約2億円の売り上げがあった。だが、19年は初めて全店休業にしたため、その分の売り上げがなくなることを意味する「2億円事件。」と1年前に広告を打った▼そして今年。前年同様に年末年始は全店休業とし、売り上げはゼロのまま変わらないため「0億円事件。」となった。働き方改革に取り組む姿勢を強調していることが伝わったとともに宣伝としても面白かった▼広告にはサービス業は多くの人が休む日には働くと決め込む仕事ではないとし、「これからは働く人の満足度を競う時代になる」とも。労働力不足の中、競争原理だけではない企業の在り方が問われてくる▼働き方をめぐってはセブン―イレブンが営業時間短縮に踏み切った加盟店オーナーとの契約を解除したとの報道もある。365日24時間営業のビジネスモデルは転換期を迎え、働き方の見直しが必要。ラーメンチェーン店のように試行錯誤を続ける中で少しずつ変化していく。

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