映像で県宝解説 箕輪進修高生が掲示システム

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博物館所蔵の県宝について解説する映像などがみられる掲示システム本体と製作した箕輪進修高校3年生の3人

多部・単位制高校、箕輪進修高校(箕輪町)クリエイト工学科3年生の3人は、ボタン一つで町内から出土した県宝の解説や観光案内の映像が見られる「映像掲示システム」を製作し9日、町郷土博物館に寄贈した。3人は「楽しんで見て、町や町の歴史を知ってほしい」と多くの利用を呼び掛けている。

製作したのは、いずれも同科3年の松下士恩さん(18)=中川村=と速水佑都さん(17)=箕輪町=、宮坂真冬さん(17)=箕輪町=。同校が3年生対象に行うカリキュラム「課題研究」の一環として映像掲示システムを選択。同科の小林一久教諭の指導を受けながら、昨年8月から本体部分、11月からソフト部分の製作に取り組んでいた。

県宝をテーマにしたのは、同校が遺跡の上に建てられている点から「町の歴史を知ってほしい」の思いを込めた。

不要となったパソコンのディスプレーや製図台で本体を作成。町郷土博物館から資料を借り、同町内で出土して2018年度に県宝指定された「顔面把手付深鉢形土器」と「抽象絵画文有孔鍔付土器」「唐草文深鉢形土器」「櫛形文深鉢形土器」について、映像と人工音声による3分40秒の解説映像に仕上げ、21・5インチの画面で見られるようにした。

ディスプレーの脇には(1)~(4)のボタンを設け、(1)を押すと解説映像、(4)を押すと町観光協会が制作した町のイメージ映像が映し出される。(2)(3)は今後、郷土博物館の要望に沿って町の文化財を紹介するチャンネルとして利用するという。

3人は「まずはボタンを押して映像を楽しんでほしい。その上で町を知ってほしい」と期待。小池眞利子教育長は「高校生の(作る)力に感動した。町の自然、歴史、文化を多くの方に見ていただきたい」と喜びを表していた。

映像システムは町郷土博物館受付窓口横に設置し、来場者は誰でも操作できるようになっている。 

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