対話型で心のケア 美術鑑賞のワークショップ

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横山さんを講師に県諏訪養護学校の児童生徒が描いた絵を見ながら対話型美術鑑賞を体験する参加者

富士見町の富士見高原リゾートなどでつくる八ケ岳西麓トレイル協議会は9日、対話型美術鑑賞を体験するワークショップ(WS)を町高原のミュージアムで開いた。地域の美術館などを活用して外出機会をつくり、フレイル(加齢による心身の衰え)予防や認知症の人とその家族のケアにつなげようと企画した。

対話型鑑賞は、ガイド役のコンダクターが投げ掛けるさまざまな質問に参加者が答えながら作品を鑑賞する。対話をすることで想像力が膨らんだり、心の扉が開いたりする良さがあるという。

WSには配偶者が認知症の夫婦のほか、同ミュージアムや町社会福祉協議会の職員らが参加。誰でも外出が楽しめる観光地と福祉を目指して活動する介護福祉士の横山綾子さん(40)=山梨県北杜市=がコンダクターを務めた。

参加者は、県諏訪養護学校の児童生徒が描いた絵や犬養毅元首相の別荘だった「白林荘」の秋の風景を撮影した写真を鑑賞。横山さんが投げ掛ける「気になった部分はどこ。なぜ」などの質問に答えた。質問をするコンダクター役も体験した。

参加した男性は「普段思いもしなかったことが頭に浮かんだり、人それぞれ違った見方があることも分かった」と話していた。

同協議会は16日にも対話型鑑賞のWSを同町の井戸尻考古館で開く予定。2月には参加者から話を聞いて今後の活動に生かす機会を設けるという。

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