伊那市入舟に入船亭 来月11日、落語会

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落語会の開催をPRする入舟町内会の八木択真さん(右)ら

伊那市坂下区入舟町内会は10日、落語の入船亭一門を招いた落語会を2月11日に坂下公会堂で開くと発表した。かつて天竜川の船着き場としてにぎわった街の活気を取り戻そうと、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントとして初めて企画した。「入舟」と「入船」にちなんで「入舟町de入船亭」と銘打ち、実力派真打として知られる入船亭扇辰さんと二つ目の入舟辰乃助さんが出演する。

駒ケ根市で落語会を開く知人から入船亭という一門があることを聞いた町総代の八木択真さん(41)が昨年3月に歴代町総代の集まりで落語会の開催を提案。町内会役員でつくる実行委員会を組織し、準備を進めてきた。

入船亭扇辰さんは新潟県長岡市出身。1989年に九代目入船亭扇橋さんに入門し、93年に二つ目、2002年に真打に昇進した。入舟辰乃助さんは東京都小平市出身。12年に扇辰さんに入門し、15年に二つ目に昇進した。

入舟町はかつて天竜川の船着き場として栄え、物流の要所だった。多くの商人や買い物客が集まり、舟を待つ人が芸者と遊ぶ三味線の音が響く風流な街だったといい、伊那の中心地として戦後までにぎわいは続いたという。

しかし、中心市街地の衰退に伴い、入舟町も店舗数が減少。高齢化などから町内会で開くイベントも簡素化され、みんなで参加できる行事が減ってきているという。

八木さんは「入舟町は現在も呉服屋さんやお茶屋さんがあり、往時の雰囲気を残している。町内会以外の人にも足を運んでもらい、当時のにぎわいに思いをはせながら『入舟、粋な街だね』と感じてもらえたら」と話す。

入舟町は飲み屋街でもあることから、落語会では酒にちなんだ演目も入れてもらい、寄席の後に「ちょいと一杯」と飲みに行きたくなるような入舟町ならではの落語会にしていきたいという。

会場は坂下公会堂3階講堂で、午後3時開演。チケットは前売り2500円、当日2800円(入舟町内会員は無料、坂下区民は500円)。定員は約200人。

前売りの申し込み、問い合わせは実行委事務局の八木千香さん(電話080・5146・4599)へ。

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