300年以上続く「お日待ちの獅子舞」 高遠

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地域住民らが無病息災や地域の安泰を願った「お日待ちの獅子舞」

伊那市高遠町の引持地区に伝わる小正月行事「お日待ちの獅子舞」が12日夜、引持生活改善センターであった。地元保存会が独特のおはやしに乗せて勇壮な演舞を披露。地域住民ら約50人が集まり、無病息災や家内安全、地域の安泰を願った。

300年以上続いているとされる行事。若者が減り継承が危うくなってきたため、2007年に引持獅子舞保存会を結成。集落ぐるみで伝統を引き継いでおり、この日は20代の若手も舞台に立った。

眠っていた獅子が「早く踊れ」と起こされ、悪魔払いの儀式へ。太鼓や笛のおはやしに合わせて、獅子とひょっとこが舞った。後半は一転して激しい動きに。獅子が歯を打ち鳴らしながら暴れ、広間を所狭しと動き回った。怖がって顔をそむけてしまう幼児もいたが、獅子が体に付いたノミを取る場面ではユニークなしぐさに笑いも起きた。

父親の実家が引持地区にあり、この獅子舞を見続けている伊那東小学校3年の女子児童は「テニスの練習を頑張り、大会で結果を出せますように」と祈願。同保存会の前田利隆会長(78)は「迫力があり、満点に近い出来だった。災害がなく、平和な1年になることを願っています」と話していた。

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