シルクで巡る周遊観光 首都圏メディアにPR

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シルク関連の施設として首都圏のメディアにPRする岡谷市の岡谷蚕糸博物館

製糸業関連の地域資源を持つ県内の自治体や民間団体でつくる信州シルクロード連携協議会(会長・今井竜五岡谷市長)は今年度、首都圏のメディア関係者を招請し、岡谷、諏訪、駒ケ根の3市にあるシルク関連施設を巡るメディアトリップ事業を計画している。台風19号の影響で利用客が落ち込んでいる諏訪地域を中心にJR中央本線を活用した信州シルクロードのモデルコースを提案し、落ち込んだ観光需要を喚起する考え。3月上旬に実施し、シルク産業や文化のPRを通じて誘客を図っていく。

同協議会は県と県内の15市町村、商工会議所、観光協会、製糸会社、大学など17団体で構成。南信地域では岡谷、諏訪、茅野、駒ケ根の4市と下諏訪、辰野の2町が加盟し、シルク産業・文化を中心とした広域的な観光振興に取り組んでいる。

事務局の岡谷市商業観光課によると、諏訪地域では台風19号により首都圏を結ぶ鉄道、高速道路の一部区間が通行不能となり、宿泊のキャンセルや観光施設の利用減など観光面での影響が大きかったという。協議会では日本の近代化を支えた県内の蚕糸業を広くPRすることで誘客を図ることにし、県観光機構の「観光復興に向けた地域協働事業支援金」を活用した事業を企画した。

メディアトリップは2016、18年度に東京・銀座の「銀座NAGANO」で開いた信州シルクロードのプレゼンテーションに足を運んだメディアを中心に募り、10社程度の参加を想定。今回は岡谷市の岡谷蚕糸博物館とシルク関連施設、諏訪市の片倉館、駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアムを1泊2日の日程で巡り、JR中央本線を使った周遊型観光を提案する。

同課は「シルクをキーワードに関連施設をPRできるチャンス。近代化を支えた蚕糸業を知ってもらうとともに、文化財や観光素材の保全とシルク産業・文化の発展に寄与できれば」と期待。海外からの誘客に対応したメディアの招請も検討しており、次年度以降は東北信地方でも同様の事業を実施していく方針だ。

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