2020年1月17日付

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駒ケ根青年会議所が15日夜に開いた駒ケ根市長選に向けた公開討論会。会場となった市文化会館は450人ほどが席を埋め、立候補を表明している新人2氏の主張に耳を傾けた。無投票が2回続いた同市長選。12年ぶりの選挙戦を盛り上げたいと、同会議所として初めて企画した▼近年、成り手不足や無投票が問題視される地方選だが、投票率の低下も大きな課題。駒ケ根市長選は2004年に76・24%、08年は72・41%を記録したが、その後2回は無投票。やはり8年ぶりとなった昨年春の市議選は58・94%で、過去最低を更新した▼人口減や少子高齢化に伴う地域活力の低下、税収減、人手不足、空き家増加、公共交通・公共施設の維持・統廃合など、地方の抱える課題は多様だ。同市は厳しい財政状況や伊南4市町村で運営する昭和伊南総合病院の建て替えといった課題にも直面している▼地方自治体は首長と議会による二元代表制を取るが、住民を加えた3者による緊張関係の維持が望ましいとされる。公開討論会で主催者としてあいさつした新井亮太理事長(35)は「行政に頼るばかりでなく、市民がどうまちをつくっていくのか、考え行動すべき」と呼び掛けた▼将来の地域や暮らしをどのように考え、目の前の課題を打開していくのか。市長選と市議補選は19日に告示される。「お任せ民主主義」ではなく、個々が考え、意思を示す機会にしたい。

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