24年春から新制度 県内公立高校の入学者選抜

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県内公立高校の新たな入学者選抜制度について、県教育委員会は16日の定例会で、当初は2022年としていた新制度開始時期を2年延期し、現小学5年生が対象の24年春とすることを決めた。同制度案をめぐっては、周知不足や受験生、教員らの負担増などを懸念する声が強まり、昨年12月に制度決定を見送っていた。制度の内容についても今後再検討して20年9月に新案を示し、来年度末の決定を目指すとした。

県教委は昨年9月に新制度の2次案を公表した。前期選抜に学力検査を課し、前期・後期ともに小論文や討議などの「その他の検査」、後期のみ実施校で教科によって傾斜配点する「得意活用型選考」の導入を明記。19年内に正式決定するとしたが、批判が相次ぎ、同12月に開始時期についても再検討する考えを示していた。

県教委は延期理由について「中学校3年間を新学習指導要領で学ぶことになる現小学5年生からが適当と判断した」と説明。「(批判を受けた部分を)再検討する時間的余裕もつくった」「不安なく受験できる制度にしたい」とも述べた。負担軽減のためには、教員ら実務者の意見も積極的に反映させたいとした。

再検討する制度内容については「2次案をベースに考えるが、変更もあり得る」と強調。周知不足との批判も踏まえ、今後は検討状況を必要に応じて明らかにしていくという。来年9月には、選抜実施校約80校ごとに「その他検査」で課す試験内容や、傾斜配点の方法といった実施概要なども公表するとした。

定例会では、教育委員から「5年生からの導入は妥当」などと意見が出て、異論はなかった。

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