水に生き土に生きる 原田泰治美術館で企画展

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絵画の説明をする原田さん(右から2番目)

諏訪市の原田泰治美術館で16日から、企画展「原田泰治 取材の旅から 『水に生き土に生きる』」が始まった。画家の原田泰治さん(79)が全国の農村や漁村を訪ねて描いた風景画79点を飾る。水産業や農業など自然と人々の営みを表現し、潮や土の匂いが感じられる。6月14日まで。

1978~2011年にアクリル絵の具で描かれた絵画を展示。原田さんが地元の人に取材したことや感じたことを解説として添えており、土地柄がにじみ出ている。宍道湖(島根県)のシジミ船、瀬戸内海の干しダコ、石川県の友禅流しなど海や湖の周りで生活する人々、田植えやミカン集落、イグサ刈りなど山や森と共に暮らす人々が温かで丁寧な筆致で写し出される。

最も大きいサイズは50号で、埼玉県熊谷市の「春風」と和歌山県和歌山市の「竹の子ほり」。1978年制作で、かつて盛んだった四つ手網漁を描いた「諏訪湖の夕暮れ」など県内の原風景も楽しめる。

原田さんは「普段忘れてしまうが、土や水がいかに大事か。昨年は水害もあり、今も厳しい状況にある。農業や漁業に携わる人々の姿から暮らしの足元を見つめ直してほしい」と話していた。

開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館(祝日は開館)。入館料は大人840円、中高生410円、小学生200円。問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。

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