ブラジルで太鼓の講師 諏訪市の松枝さん

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1月末からブラジルを訪問し、太鼓を指導する松枝さん=岡谷市の御諏訪太鼓会館

公益財団法人日本太鼓財団(東京)1級公認指導員の松枝明美さん(55)=諏訪市湯の脇=が29日~2月29日、ブラジルで行われる太鼓講習会と検定試験に講師や検定員として派遣される。同国での実技指導は2007年以来2度目。松枝さんは「日本の伝統文化の心を伝えたい」と抱負を話している。

松枝さんは高校時代から太鼓を始め、40年の太鼓歴がある。1996年に女性で初めて同財団1級公認指導員の資格を取得した。国内外で指導に当たり、ブラジルには日本人移住100周年(2008年)の催しで計画された千人太鼓の指導役などとして07年に派遣された。台湾では通算13年間にわたり講習会の講師を務めている。御諏訪太鼓保存会(岡谷市)に所属して太鼓の腕を磨いている。

同財団によると、昨年まで現地で教えていた国際協力機構(JICA)派遣の指導員が日本に帰国することになったため、ブラジル太鼓協会から講師派遣を依頼された。財団の1級公認指導員は全国に44人いるが、国内外で指導経験が豊富な松枝さんに白羽の矢を立てた。

ブラジルでの講習会と検定試験はブラジル太鼓協会が主催する。松枝さんは、演奏の基本技術を認定する同財団技術認定員の資格取得に向けた3~5級の基本講座や検定試験で講師や検定員を務める予定。受講者がいれば、1、2級の専門講座も教える。学科や実技のほか、太鼓に向き合う心構えも伝える。

「教え方は日本人も海外の人も全く同じ」と気負いなく話す松枝さん。「日本の伝統文化に対する関心を持っていると思うので実のある講習にしたい。太鼓を教えることで自分を見詰め直し、自分の技術向上にもつなげたい」と話している。

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