子どもが犬に「わん読」 伊那図書館

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静かに寄り添う犬に絵本を読み聞かせる小学生

伊那市伊那図書館は18日、小学生を対象にした犬に本を読み聞かせるイベント「わん読」を開いた。“聞き手”となる犬に音読することで、読書の楽しさを知ってもらう取り組み。子どもたちはおとなしく寄り添う犬と触れ合いながら、物語の世界を楽しんだ。県内図書館では初の試み。

県動物愛護センター「ハローアニマル」(小諸市)の協力で、病院や福祉施設の慰問で「ふれあい犬」として活動する5匹が訪れた。飼い主とともにゴールデンレトリバー、チワワなどが登場すると、子どもたちの頬が緩んだ。

読み聞かせは15分ほど。自分で選んだ絵本を2冊ずつ持ち寄った。読書に集中できるようについたてで仕切られたスペースに1人ずつ移り、それぞれ1匹と向き合った。初めは恐る恐る犬の首をなでていた子どもたちも、次第にリラックスした様子で読み聞かせ。犬たちは寝そべったり、めくられるページを目で追ったりして、じっと声を聞いていた。

同センターによると、子どもが犬に読み聞かせをする「R.E.A.D(リード)プログラム」は1999年に米国で始まった取り組み。動物は笑ったり評価したりしないため、安心して音読できるのが特徴。読む意欲や自信につながるという。

市内外から定員いっぱいの10人が参加した。大きな声で読んだ同市伊那東小2年の水谷心桜(こはる)さん(7)は「わんちゃんがお利口で上手に聞いてくれた。もっと読んであげたい」。母親の知子さん(46)は「自信を持って読めたんだと思う」と目を細めていた。

同館の開館25周年企画として開催。職員は「新しい本の楽しみ方を見つけるきっかけになるイベントとなった。子どもの読書意欲につながれば」と期待を寄せた。

次回は2月15日午前11時から開く。定員は10人で先着順。参加無料。申し込み、問い合わせは同館(電話0265・73・2222)へ。

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