清流で寒晒そば仕込み 高遠そば組合

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地元産の玄ソバを入れた網袋を粟沢川に浸すメンバー=20日午前、伊那市長谷

伊那市の高遠そば組合は20日、江戸時代に高遠藩が将軍家に献上した寒晒そばの仕込み作業を同市長谷の粟沢川で行い、地元産の玄ソバを入れた網袋を清流に浸した。大寒から仕込み、立春の2月4日に揚げて寒風にさらす。「暑中信州寒晒蕎麦」として夏に市内7店で提供する。

会員6人が水温3、4度の川に入り、網袋を浸してロープで固定した。今季は玄ソバ157・5キロを用意。7月11日からそば粉十割で各店150食、計1050食ほどを提供する予定だ。

組合によると、寒晒そばはすっきりした、爽やかな味が特長。「香りは少ないが、甘みが楽しめる」といい、例年7月のうちには完売する。標高約900メートルの一帯も今冬は雪が少なく、「作業も楽にできた」とメンバー。引き揚げ後の乾燥の工程では「それなりの冷え込みがほしい」と望んでいた。

同市高遠町のそば店「ますや」の店主で、副組合長の守屋豊さんは「年1回しか食べられない貴重なそば。多くの人に食べて頂きたい。今後も伝統を受け継いでいく」と話していた。

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