消防団員に来年度から支援策 富士見町

LINEで送る
Pocket

富士見町は2020年度から町消防団員に対し、住宅の新築やリフォームへの補助金上乗せ、団行事中の託児、運転免許取得費の補助など八つの支援策を新たに打ち出す方針を固め、20日の町議会全員協議会で名取重治町長が説明した。地域の担い手として活躍する消防団員への手厚い支援で若い世代の町外流出を防ぎ、Uターン、Iターンを促す人口減対策と地域活性化の政策と位置づける。「総合的な支援は県内でもおそらく初めて」(名取町長)という。

町の消防団員数は約340人。近年は団員のなり手不足に苦慮するものの団活動は伝統的に活発で、消火や規律の基本を磨くポンプ操法、ラッパ吹奏訓練を軸に団員が結束。県、全国でトップレベルの技術を誇る。

名取町長は「防災、防犯活動だけでなく集落維持の主要な担い手として活躍しており、今や地域の活力維持に欠くことが出来ない存在。消防団は人間関係を学び、地域貢献の気持ちも芽生える場。支援を主要政策にしたい」と説明した。

近年、消防団に入りたがらない若者、入らせたがらない親も多い中で、消防団員であることへの張り合いや、若者が富士見で暮らす利点を政策で強化し、地域貢献の気持ちを持った人材を育て、町外に住む若者も呼び戻したい│との願いがこもる。

支援は物心両面で展開。初年度は▽団活動への参加にポイントを付与して町内の温泉施設入浴券を贈る「ボランティア支え合いポイント付与事業」▽住宅の新築補助金の増額▽住宅リフォーム補助金の増額▽空き家改修補助金の増額▽消防特殊車両の運転に必要な運転免許取得費用の助成▽総合訓練、出初式、操法大会時の託児サービス▽団活動表彰者への商品券贈呈▽婚活イベントへの参加費助成―を予定する。

今週始まる予算編成で必要経費を固めるとし、名取町長は「小さな予算ではあるが、町の姿勢を示したい」と議会の理解を求め、「支援に応えようと団の訓練が過度にならないよう気を付けてもらう」とも添えた。

おすすめ情報

PAGE TOP