上田さん日本童画大賞 岡谷市とイルフ童画館

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岡谷市とイルフ童画館は23日、第10回武井武雄記念日本童画大賞の受賞作品を発表した。タブロー部門は、奈良県吉野郡大淀町の上田基世さん(21)の「漁」が最高賞の日本童画大賞を受賞。こども絵本部門は、松本市菅野小学校5年の矢嶋浩和君の「虫のどじまん大会開催中」が最高賞のイルフ賞に選ばれた。絵本部門は、審査会で決めた入賞作品についての調査が未了とし、後日の発表となった。

タブロー部門は「船」または「舟」をテーマにした1枚絵を募集。大賞の「漁」は、水干絵の具と色鉛筆で、茶色を基調に舟と大きな魚を描いている。同館の山岸吉郎館長は「物語性がうかがえ、きれいな絵で画力があり、ロマンあふれる作品」と講評した。

タブロー部門を審査した画家の根岸芳郎さん、女優の村井美樹さんは、応募全作品を通して「全体的にレベルが高く審査は難しかったが、心動かされる作品を選んだ」「前回以上に素晴らしい見応えある作品が多かった」と述べた。

こども絵本部門でイルフ賞を受賞した「虫のどじまん大会開催中」はさまざまな虫が歌声を競う物語で、山岸館長は「笑えるオチが入っていて楽しい絵本」と評価した。

絵本部門の審査結果については、入賞作品が応募規定に沿っているかの調査を継続中として、この日の発表は見送られた。

日本童画大賞は、子どもの心にふれる作品を創造し続けた岡谷市出身の童画家・武井武雄の精神を継承する新時代の作家を求め、1999年から隔年で開く美術展。授賞式は2月9日、受賞作品展は同7日から16日までイルフ童画館で開く。

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