7月豪雨から10年 辰野町18日に防災シンポ

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辰野町は18日、「平成18年7月豪雨災害」から10年の節目を迎えるのに合わせ、防災シンポジウム「あの災害を忘れない もう一度防災について考えよう」(長野日報社など後援)を町民会館で開く。関連死を含め町民4人が犠牲となった災害を語り継ぎ、防災のあり方を考えようと企画。住民の代表者や専門家らによる講演会、パネル討論などを行う。

18年豪雨では、町観測史上最多の24時間246ミリの雨量を記録し、小野や小横川、赤羽ほか各区で大規模な土砂崩落が発生。住宅ごと土砂に押し流されたり、氾濫した河川の様子を見に行くなどした人たちの命が失われた。国道153号徳本水カーブの決壊、辰野東小学校への土砂流入などもあり、住民生活に多大な影響を及ぼした。

その後は、災害を教訓とした防災充実の取り組みが活発化。町防災マップをはじめ、町社会福祉協議会でも高齢者の安否確認と連動させた支え合いマップを作成。各区でも自主防災組織の結成が続いた。小野区では昨年住民と町が協働し、科学的根拠に基づく戸別の避難経路を明記した防災マップを作った。沢底区の有志団体は独自の地形解析や樹種選定により、災害に強い森林整備を実践している。

防災シンポジウムでは、後藤孝・自衛隊長野地方協力本部長、平田雄嗣・陸上自衛隊第13普通科連隊長が、御嶽山噴火や熊本地震での災害派遣活動をテーマに講演。パネル討論は県防災アドバイザーの有賀元栄さん(同町赤羽)がコーディネーターを務め、加島範久町長、古村幹夫町消防団長らが「近年の各種災害から学ぶこと」と題して、今後の防災対策を語り合う。

会場では、18年豪雨の様子を伝える記録写真、最新の防災用品を展示。備蓄食料の試食体験コーナーも設ける。

入場無料で、誰でも参加できる。問い合わせは町総務課危機管理係(電話0266・41・1111)へ。

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