駒ケ根市長に伊藤氏 小松原氏退け初当選

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支持者らと万歳三唱し、初当選を喜び合う伊藤祐三氏=26日午後10時6分ごろ

任期満了に伴う駒ケ根市長選は26日投開票され、元共同通信社論説委員の伊藤祐三氏(59)=福岡=が、元市議の小松原繁樹氏(61)=町四区=を破り、初当選を果たした。伊藤氏は無所属新人同士の一騎打ちを制し、9144票を獲得。小松原氏に2137票の差をつけた。有権者数は2万6859人(男1万3125人、女1万3734人)。投票率は60・72%。前回選挙戦となった2008年の市長選を11・69ポイント下回り、過去最低となった。

伊藤氏は昨年8月に立候補を表明。記者として全国各地の地域づくりの事例を長年取材してきた経験をアピールし、市の財政再建や、中心市街地の再興を核とした地域づくり、昭和伊南総合病院の経営強化などを掲げた。

「広く市民と共に歩みたい」と、特定の政党や団体の支援を受けず、中学高校時代の同級生や主張に賛同した市民らでつくる「応援団」と共に組織に頼らない草の根の運動を展開。地域づくりに関する講座やミニ集会などを通じて具体的な政策を訴えてきた。選挙戦に入ってからも市内各地で街頭演説や集会を開き、革新系を中心に、保守層の一部や無党派層にまで幅広く支持を広げた。

小松原氏は昨年11月に立候補を表明。市の財政再建をはじめ、農業、商工業、観光業などの連携による産業振興、少子高齢化と人口減少の時代に合わせた行政改革などを主張した。

駒ケ根青年会議所理事長などを務める中で培った人脈を生かし、地元選出の宮下一郎衆院議員や佐々木祥二県議の後援会からも推薦を受け、市内16区すべてに設けた支援組織を軸に運動を展開。市内各地でミニ集会や総決起大会を開いて追い上げを図ったが、出遅れが響き、支持基盤の保守層をまとめきれなかった。

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