2020年1月30日付

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下諏訪町の旧第八保育園に設けられた実験場に 今月25日、ロケットエンジンの轟音が響いた。諏訪地方6市町村や信州大学が取り組む「SUWA小型ロケットプロジェクト」によるエンジンの公開燃焼実験。2・5秒ほどの燃焼だったが、実物の迫力に圧倒された▼プロジェクトは諏訪圏のものづくりの発展を支える人材育成を目的とした5年計画。地元企業の技術者が集まり、小型ロケットの開発に取り組んでいる。年1回の打ち上げも今年で5年目。最終年度は諏訪湖での初の打ち上げを目指している▼これまでの打ち上げ実験は秋田県能代市の海岸で行われ、3000メートルを超える高度への打ち上げを成功させてきた。プロジェクトが掲げる目標はロケットの音速超え。そのためには小規模の打ち上げ実験を重ね、要素技術を確認していく必要があるそうだ▼5号機は諏訪湖内で打ち上げ、着水できるよう安全に配慮した設計。関係者によると打ち上げが認められれば今後、同じ予算内で複数回の実験が可能になるという。 メンバーにとっても地元で成果を披露できれば励みになるだろう▼企業の人材不足が叫ばれるようになって久しい。学生のUIターンを促すためにもロケットの迫力に触れてもらい、夢に向かって取り組む姿やその技術力をアピールできれば効果的だ。プロジェクトの今後を含め、次につながる打ち上げとなることを期待したい。

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