AI活用乗合タクシー 運賃1人1回500円

LINEで送る
Pocket

伊那市地域公共交通会議・市地域公共交通協議会は29日、市役所で開き、4月から本格運行する人工知能(AI)を活用した自動配車乗合タクシー(ぐるっとタクシー)の運行計画案を承認した。現在、伊那西部、西春近、西箕輪の各地区で運行しているデマンドタクシー3路線を廃止し、ぐるっとタクシーに移行する形で、これらの地区と市街地を結ぶ範囲を運行エリアとした。運賃は距離に関係なく1人1回500円とする。

自動配車乗合タクシーは、AIが利用者の要求に応じて最適な配車やルートを判断し、運転手に知らせる仕組みで、複数の配車要求にも対応できるのが特徴だ。玄関先から玄関先まで送迎する「ドア・ツー・ドア」の利便性の高い公共交通サービスとして期待されている。

計画案では、西春近、木裏原を「A地区」、伊那西部(小沢、平沢、横山、ますみケ丘、内ノ萱、大坊、小屋敷、城南町)、西箕輪、市街地北部の一部(御園、中央北町、上牧)を「B地区」とし、これらの地区に住む65歳以上の高齢者、運転免許返納者、障がい者を対象とする。交通弱者、買い物弱者支援のほか、高齢者の免許返納を促進する狙いもある。

運行日時は月~金曜日の平日(祝日は運休)の午前9時~午後3時。市内のタクシー事業者に委託し、午前4台、午後2台を運行する。乗車予約はコールセンター、インターネットのほか、ケーブルテレビの画面上からも申し込めるようにする。利用には事前登録が必要になる。

運賃は実証運行後のアンケートで「500円程度」の回答が最も多かったことなどから500円に決定。割引制度も設け、免許返納者、障害者手帳保有者(介助者)は5割引き、インターネット、ケーブルテレビからの申し込みは200円引きとする。

同協議会は運行開始に向け2月初めにも国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局に認可を申請。3月中旬には本格運行と同内容でプレ運行を実施する予定だ。

おすすめ情報

PAGE TOP