暖冬で苦戦 伊那市で糸寒天づくり最盛期

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中央アルプスを望む干し場に糸寒天を並べる関係者=伊那市東春近

伊那市東春近田原の「小笠原商店」で、糸寒天づくりが最盛期を迎えている。県内で唯一、天然の糸寒天を製造販売する同社。暖冬で苦戦しているが、「今後の冷え込みを期待しながら毎日の作業に励みたい」とし、天竜川沿いにある1万平方メートルの干し場で天日干しを進めている。

原料となるテングサを大釜で煮て、やや太めのところてんを畳サイズの木枠に乗せて干す。朝晩と日中の寒暖差で凍結・乾燥を繰り返し、天候に恵まれれば10日ほどで仕上がる。3月まで生産。主に高級和菓子店でようかんの材料に使われる。

冷え込み不足や曇りの日が多かったのに加え、雨が降る日もあり、乾燥が滞り気味になったという。小笠原義雄専務は「経験したことがないレベルの暖冬。氷点下5、6度の冷え込みでいい。普通の冬が早く来てほしい」と願っている。冬季限定の「生ところてん」、糸寒天製品の直売も行っている。問い合わせは同社(電話0265・73・1670)へ。

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