長野五輪ジャンプ舞台裏 撮影に諏訪から応援

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白馬ロケで集まったエキストラの皆さん。撮影の様子を見守る

1998年の長野冬季五輪スキー・ジャンプ団体競技で日本の金メダル獲得を陰で支えたテストジャンパーの西方仁也さんの実話に基づいた映画「ヒノマルソウル―舞台裏の英雄たち」(東宝配給)の撮影が、五輪会場だった北安曇郡白馬村のジャンプ競技場で行われている。諏訪地方から、多くのエキストラや裏方として映画づくりを支えるボランティアが携わっている。

競技当日の様子が撮影された1月26日は約500人のエキストラが観客や報道陣役として集まった。西方さんを演じる主演の俳優・田中圭さん(35)らの熱演のほか、国旗の小旗や選手名が書かれた応援ボードなどを手にし、喜びに沸く客席シーンなども撮影された。撮影前後では、ところどころで地面が見えていたジャンプ着地エリアに雪を運び込んだり、出演者、スタッフ向けに炊き出しを行ったりする人の姿もあった。

泊まりがけでボランティアに参加し、早朝からロケ現場に入った小口美香さん(47)=岡谷市銀座=は「炊き出しや雪運び、エキストラの誘導などを担当した。ボランティアは大変なことも多いけど、作品が完成した時に携わることができた達成感は大きい」と話した。

諏訪地方を中心に県内各地で行われる映画やドラマのロケを支えている今井建設(富士見町落合)も裏方業務の一部を請け負った。今井正和社長(48)は20日から泊まり込んで裏方作業全般に携わった。「映画づくりに真剣に取り組む人たちの頑張りを支えることができてうれしい」と話していた。

映画は東京五輪イヤーの今年、6月に公開される予定。94年のリレハンメル冬季五輪の同競技で銀メダルに終わり、雪辱を誓った長野では、けがで日本代表から外れ、裏方として五輪に臨むことになった西方さんを中心に金メダル獲得の舞台裏、五輪に懸ける人たちの思い、苦悩、友情などの人間ドラマが描かれる。

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