2機目の小型飛行機製造中 橋本徹さん

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茅野市の工場で小型飛行機の2機目を製造している橋本さん(右)。東京から見学に来た注文主や仲間たちと小型機への思いを語り合った

茅野市西茅野の工場を借りて2014年から小型飛行機の製造に取り組んできた元パイロットの橋本徹さん(69)=横浜市=は現在、2機目の製作に励んでいる。1機目は自身が乗るために製造したが、今回は初の注文製造となる。橋本さんは「1機目の経験を生かして年内には完成させたい」と意気込んでいる。

米国には自作機の文化があるといい、橋本さんの夢は日本にも自作機で空を飛ぶ文化を広めることだ。2機目の製造は橋本さんが同工場を拠点に立ち上げた「茅野飛行機製造」が請け負い、18年11月から製造を開始。1機目と同じく、米国の自作機専門会社「ゼニス社」製のキットを組み立てる。「CH701」という機種で、10~15メートルほどの助走で離着陸できる「短距離離着陸機」。全長6・3メートル、幅8・2メートルで、高度5000メートル、160キロ前後で飛行できるという。

現在は作業工程の5割ほどまできており、今後、エンジンや計器盤の取り付けに入る。1月26日は、2機目の注文主の髙永邦昭さん(70)=東京都墨田区=と、髙永さんが経営する金属加工工場の一室で同機種の組み立てを行っている仲間5人が茅野市の工場を見学に訪れた。

髙永さんは2、3年前に米国で同機種に試乗してキットの購入を決め、橋本さんに製造を依頼した。「民間からも頑張ることで、日本の航空技術力を上げたい。実績をつくり、小型機製造の底辺を広げていければ。橋本さんに頑張ってほしい」と期待した。

工程は橋本さんの方が進んでおり、「すごい」「ここはどうやって作ったのか」などと質問が飛び交った。メンバーの一人で、照明器具の会社を営む八島大輔さん(71)=埼玉県=は「小型機を作るには諦めない信念が必要。われわれも今年中には完成させたい」と、同じ目標を持つ橋本さんから刺激を受けていた。

橋本さんは「2機目は10メートルあれば離着陸ができるので、とても身近な飛行機。小型機文化を日本に根付かせるきっかけにしたい」と思いを語った。

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