実質的な改革を 元三重県知事北川さん

LINEで送る
Pocket

「形式的ではなく実質的な改革を」と話す北川正恭さん=諏訪市役所

諏訪市は3日、元三重県知事の北川正恭・早稲田大学名誉教授を招いた市職員対象の講演会を市役所で開いた。「視点を変えよう!第2期創生改革における諏訪市役所のあり方」をテーマに将来を見据えた自治体の在り方を考えた。2020年度に始まる地方創生第2期に向けて「変化する時代を認識し、実質的な改革に着手してほしい」と呼び掛けた。

北川さんは戦後日本の国と地方の関係を説明。高度成長期の使命を果たすために中央集権の体制ができ、市町村は国に陳情する立場に。「気付いたら東京だけが栄えて地方が滅び始めた。これはえらいことだと地方分権推進法が施行された」などと語った。

15年度以降の第1期地方創生は「従来の中央集権の考えが残り、補助金行政の延長だった。明らかな失敗」とばっさり。予算よりも決算を重視すべきとし、市民の力をどう引き出すかも大事とした。

人工知能が人間の仕事を奪うともされる将来。「好むと好まざるとにかかわらず変わらないといけない。職員同士で十分な話し合いをして時代認識を合わせてほしい」と述べた。

市が昨年10月に始動した市役所の業務効率化を促進する「業務スマート化プロジェクト」の関連で計画し、部課長級職員を中心に約80人が聴いた。

おすすめ情報

PAGE TOP