冬山登山を安全に ピラタスでスノーフェス

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スノーシューを含む雪山登山やバックカントリースキーの人気が全国的に高まる中、遭難などの事故も目立っている。茅野市北山のピラタス蓼科スノーリゾートでは20、21の両日、冬山を安全に楽しむためのイベント「北八ケ岳スノーフェスティバル2016」(山と渓谷社主催)が開かれている。これに合わせ、諏訪地区山岳遭難防止対策協会も20日、冬山相談所を北八ケ岳ロープウェイ山頂駅に開設。スキーヤーや冬山登山者に安全登山を呼び掛けた。

スノーフェスティバルは近年のスノーシューなど冬山レジャーの人気を受けて初めて企画された。冬山に必要な技術や知識を学んで安全に楽しんでもらおうと、雪山登山やバックカントリースキーなどさまざまな入門講座を用意している。

約10の講習に630人余りが事前登録。イベント実行委員長の内田雄紀さんによると、冬山登山は安全面でためらう人が多く、入門講座を望む声が多かったという。「プロから冬山に関する基本的な技術を学べる機会。技術を身に付けて楽しんでほしい」と話していた。

山頂駅周辺で開かれたアイゼン・ピッケル基礎講習には22人が参加。山岳ガイドの奥田仁一さん(49)=神戸市=が講師を務め、用具の扱いや滑落の止め方などを実演した。参加者は雪の斜面を登り降りしながら歩行技術や道具の使い方を確かめていた。

友人と参加した大阪市の逆瀬川瑛里香さん(24)は「夏山は登ってきたが冬山は初めて。基本的な技術を学んで雪山に挑戦したい」と笑顔を見せた。

山頂駅舎内の冬山登山相談所では、諏訪地区遭対協スキー救助隊員らがロープウエーから降り立ったスキーヤーらに登山届の提出や無理のない行動を呼び掛けた。スキー救助隊長の後町永志さんは「スキー場外を滑って道に迷わないように注意してほしい。遭難時に早期発見できるよう必ず登山届の提出を」と注意喚起した。

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