4年ぶりにザゼンソウ祭り 来月28、29日

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木道の上に落ちた木の枝などを払い、維持に務める宮下会長

諏訪市豊田有賀の「ザゼンソウの里公園」を管理運営する区民有志の会「矢ノ沢同好会」(宮下和昭会長)は3月28、29の両日、ザゼンソウ祭りを4年ぶりに開催する。経年劣化で危険な状態にあった木道を昨年3月までに全面改修し、周辺整備も行って安全な観察環境が整ったため。祭りでは中止前と同様に甘酒を振る舞い、山野草や地元名産の上野大根を使ったたくあん漬けを販売する予定だ。

有賀峠の頂上近くにあるザゼンソウの里には約3万株のザゼンソウが自生し、木道の支柱や踏み板の腐食した場所への立ち入りを禁止する前には、県内外から見物客が足を運んでいた。

公園整備のきっかけは有賀区民が自生するザゼンソウを見つけたのが始まりで「憩いの場所をつくりたい」と1996年に区民有志の同会が結成された。土地を所有する有賀林野農業協同組合(現有賀林野株式会社)の協力を得て、荒廃地のやぶを払い、溝を掘って水路を作り、約350メートルの木道を含む総延長約700メートルの園路を設置し、約1・6ヘクタールの公園を整備した。

木道は湿気や冬の寒さなどで徐々に劣化したため、同会が修繕を重ねたが、見物客の安全確保に対する懸念から17年にザゼンソウ祭りを休止した。

全面改修は有賀林野株式会社が施工主となり、長野諏訪ゴルフメガソーラー発電所(同市豊田有賀)を経営する「SUN・SUWA合同会社」から地域貢献の目的で受けた1500万円などを活用した。18年12月から作業を始め、木道を撤去した後、支柱を立て踏み板を並べた。公園に向かう林道には周辺の山の間伐材を使ったウッドチップを敷いた。

ザゼンソウは例年だと3月下旬ごろから見られ、4月に入ると、ミズバショウの群生も見頃を迎える。祭りの復活に宮下会長(74)は「多くの人に足を運んでもらい、自然を感じてもらえたらうれしい」と話していた。公園では4月以降もエンビセンオウやフシグロセンノウ、アヤメ、ヤマアジサイなどが見られ、秋までさまざまな花が咲く。

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