水田と米で考える地域農業 JA上伊那が研修会

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JA上伊那は5日、認定農業者・集落営農組織ネットワーク・JA上伊那米穀部会合同研修会を伊那市の同JA本所で開いた。約150人が参加。農地を守り、地域社会の持続的な発展に向け、水田農業の果たす役割を踏まえ、「水田」「米」を中心とした講演を通じ、今後の地域農業について考えた。

JA全農米穀生産集荷対策部部長の栗原竜也さんは「米穀情勢およびJAグループの取り組みについて」と題して講演。米の消費量は減少傾向に歯止めがかからない一方で、共働き世帯の増加などから外食では需要が伸びていることを指摘した。

その上で、JAグループのブランド化の取り組みを紹介。瀬戸内海で水揚げされたカキの殻を農業に再利用したJAグループ岡山の「里海米」や、1971年に絶滅した野生のコウノトリの最後の生息地である兵庫県豊岡市でコウノトリと共生する暮らしの復活を目指し無農薬・減農薬栽培や冬季湛水を通じて環境負荷を低減したJAたじまの「コウノトリ育むお米」を取り上げた。

栗原さんは「今では安心、安全、美味は当たり前」とし、社会的に意義のある「取り組み」を新たな価値観としてPRしブランド化につなげていると解説した。また、外食など米の需要の変化を踏まえ、全農では業務用実需者ニーズをベースにJAと連携しながら「生産提案型事業(契約栽培)」を推進していることを説明した。

研修会ではこのほか、特定非営利活動法人県セルプセンター協議会農業就労チャレンジコーディネーターの沖村さやかさん、農事組合法人南福地ファーム代表理事組合長の牛山喜文さんが講演した。

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