2020年02月14日付

LINEで送る
Pocket

「ものづくり」に関する取材が続いたせいか、いまさらながら技術者という仕事にあこがれを感じている。決して他人の芝生が青く見えているわけではない。技術力や探究心を武器に、優れた製品を生み出していく姿は素直にかっこいいのだ▼岡谷市の製造業の技術力を発信する「ものづくりフェア」が今月開かれ、出展企業が自社の技術力をアピールした。会場では実演を交えてレーザー加工やアルマイト処理といった加工技術を分かりやすく紹介。来場した子どもたちの心をつかんだ▼フェアは基幹産業の将来を担う次世代の育成を狙いとする。市によると1980年代に4万人以上いた市の生産年齢人口は現在3万人を下回る状況。2045年には1万5000人程度まで減る見通しという。人材不足は企業にとって死活問題。子どもたちに寄せる期待は大きい▼価値観が多様化する現代。子どもたちがなりたい職業にユーチューバーがランクインするなど、アナログ世代には理解し難い状況になっている。子どもたち自体が変質したかのようにも感じていたが、フェアを訪れた未来の担い手たちの笑顔に正直ほっとした▼諏訪地方では20年度から製造業の人材育成に向けた新たな事業が始まる。小型ロケットの開発もその一つ。子どもたちが地元製造業に夢を描く象徴となり得るだろう。誇りを持って働くかっこいい大人の姿を存分に示してもらいたい。

おすすめ情報

PAGE TOP