書と絵の融合 福島さんと荻原さんが作品展

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作品に込めた思いを語らう画家の福島さん(右)と書家の荻原さん(左)

画家の福島徹さん=茅野市玉川=と書家の荻原梓虹さん=諏訪市湖岸通り=の合作36点を披露する作品展が16日から、諏訪市四賀の古民家スペース音ギャラリー風我で始まった。躍動感と余白美に優れた荻原さんの書と、エネルギッシュでありながら緻密な表現が特徴の福島さんの絵が相乗効果をもたらし、古民家の暗めの雰囲気とも相まって感性をくすぐる芸術空間をつくりだしている。24日まで。

2人の合作品の展示会「コラボ作品展」は昨年1月に岡谷市湊で開いて以来で2回目。前回はそれぞれの作品をデジタル加工し、重ね合わせて制作したが、今回はすべて肉筆の作品とした。荻原さんの書の世界観を福島さんの絵がより鮮明に引き出し、互いの良さを高め合っている。7枚一組、4枚一組など物語性を持たせた作品も見どころの一つ。作品に合わせ、水彩、墨、アクリル、箔と画材も使い分けた。昨年の合作展以降から約1年をかけて制作した。

荻原さんの「余白美」の世界観を大切にした四連作の「沙羅双樹」は、それぞれの漢字の書体をすべて変え、熟語としてだけではなく、字一つひとつにも意味を持たせた。福島さんが四つの字を四季に捉え直して、個性の異なる4枚を連続性を失うことなく表している。

2人は6年前に茅野市で行われた展示会で知り合い、互いの作風を尊重し合いながら理解を深めてきた。2度目となる合作展について「お互いの作家同士の魂のぶつかり合いと、そこから生まれた融合の面白さを楽しんでほしい」と話していた。

入場は無料。時間は午前10時から午後7時まで。

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