利用者と稼働率が増加 ゆいわーく茅野

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茅野市が市民活動やまちづくりを推進する拠点として整備した市民活動センター「ゆいわーく茅野」のオープンから3年が経過した。利用者、稼働率ともに上昇傾向にあり、市民が集い、つながる場として定着してきた。市は「今年は地域に出ていきたい」と語り、ゆいわーくで生まれた主体的な市民活動と、既存の地域コミュニティーをつなぐ新たなネットワーク作りに焦点を合わせている。

ゆいわーく茅野は2016年11月、同市塚原の旧市総合福祉センター跡地に市が建設した鉄骨造3階建ての複合施設「ひと・まちプラザ」内に設置された。公民協働のまちづくりをさらに発展させ、あらゆる個人、団体、組織が連携・協働し、主体的、自主的な活動の創出を目指した。市民等と市、市社会福祉協議会でつくる運営委員会(14人)が協働で運営している。

1年目と3年目の月平均の利用者、稼働率を比べると、利用者は8・8%増の3120人、稼働率は6・9ポイント増の80・6%。きれいな施設を安く利用できるだけでなく、市民活動の相談や人材育成、交流、連携協働、ニーズ把握、情報発信に取り組んだこともあり、公民協働や交流の拠点として定着してきた。

ゆいわーくが関わる市民活動創出事業は年間12件程度。NPOやボランティア団体、企業、個人などと協働し、これまでに施設のウッドデッキを製作したほか、市民主体で企画・実施した「ゆいわーく祭り」、運営委が使用するゆいわーく主催講座の評価シート作り、若者40人と市議の意見交換会、市民が先生となって約30の授業を行って延べ250人が受講した「みんなのがっこう」などを行った。

今年度は、コーディネーターやファシリテーター養成講座の受講者が、市が主催する公共施設の将来を考える市民ワークショップに参加し、進行役を務めるといった新たな展開もあった。

同課は「まちづくり、人づくりには時間がかかる。10年先を見据え、あらゆる可能性を探りながら、一歩ずつ進んでいきたい」と語る。今後は、ゆいわーくで生まれた市民活動のつながり「志縁」を、地域コミュニティーなどの「地縁」とつなぎ、地域の活性化や課題解決を推進したい考えだ。

運営委の嘉瀬清司委員長は「ゆいわーくの存在と役割が広く認知され、市民活動の人、物、金の相談や実践の機会の提供をし、団体間の関係構築も進んだ。障がい者を含む市民の交流拠点としても活性化している。これからも市民参加の運営と熱い職員の情熱により、柔らかくて温かい企画を届けていきたい」と話している。

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