来年度に設計 霧ケ峰自然保護センター改修

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改修工事が計画されている霧ケ峰自然保護センター

県は来年度、県霧ケ峰自然保護センター(諏訪市)を霧ケ峰高原の豊かな自然を観光資源として活用するエコツーリズムの推進拠点とするため、機能強化に向けた改修の設計に着手する。周辺の草原植生を生かす施設整備を進めて、展望テラスの増築や自然環境を映像体験できるスペースを新たに設ける計画。改修工事は2021年度の予定。県は新年度の一般会計当初予算案に設計費を含む信州ネイチャーセンター構築事業費1811万円を計上した。

県は18年9月に県内4カ所の自然保護センターをエコツーリズムの推進拠点として活用する信州ネイチャーセンター基本方針を策定。先行的に推進する施設に霧ケ峰自然保護センターを選定し、昨年6月に取りまとめた機能強化方針では施設整備の他、自然体験プログラムの提供や地域との連携による運営体制の強化などを盛り込んだ。

その一環となる改修では、屋外から高原を眺められるように展望テラスを増築。悪天候の場合でも、訪れた人が周辺の自然環境を体感できるように臨場感ある草原の映像を映すスペースを新設する。既存展示の変更はしない。駐車場からセンターへの木製誘導路の設置も検討するという。

県などは今年度も、同事業に基づいた環境保全や機能強化を推進している。ニッコウキスゲなど草原植生保全のためのシカ食害防止の電気柵や、公衆無線LANのWi―Fi(ワイファイ)を設置するなどした。周辺の園地を案内するエコツーリズムガイドの拡充や、ガイドの養成も進めている。

新年度当初予算案にも、ガイド養成や、低い認知度への対策として情報発信強化の事業費などを計上。将来的には、有料のエコツアーを実施する計画で、民間のガイド事業者などを指定管理者とし、多様な自然体験プログラムを提供していく方針だ。

県自然保護課は「周辺の自然環境のさらなる保全に努め、景観を生かしたセンターの整備を進めていきたい」としている。

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