御神渡り「明けの海」 八剱神社で注進奉告祭

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しめ縄を焚き上げる炎を見守る八剱神社の関係者

諏訪湖面に張った氷がせり上がる御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)で22日、今季の結果を神前に告げる注進奉告祭があった。総代や古役ら約40人が参加。令和最初の今冬は、御神渡りが出現しない「明けの海」となったことを奉告した。

神事で宮坂清宮司(69)は「全面結氷もせず、小波打ち寄する明けの海にて、御渡りござなくそうろう」と読み上げた。神事後に、御神渡りの出現時に氷上で行う「拝観式」で総代らが肩に掛ける予定だったしめ縄70本を焚き上げた。総代らは真剣な表情で炎を見つめていた。

平成に入ってから明けの海は22回目。2季連続で御神渡りが出現しなかった。宮坂宮司は「過去の記録を見ると今冬は平成18年末から19年にかけての湖面の状況と似ている」とし、「この年は猛暑で雨が少なく、地震もあった。どうか穏やかな年であってほしい」と願った。

宮坂平馬大総代(66)は「ほとんど凍らない状況で氷の厚みを測るまでに至らなかった。温暖化が進んでいることを実感した」と声を落とした。

奉告祭に続き、結果を記した注進状を諏訪大社に奉納した。大社を通して宮内庁に言上、気象庁に報告される。

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