SUWAロケット 3月1日に諏訪湖打ち上げ

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諏訪湖で3月1日に打ち上げる「SUWA小型ロケットプロジェクト」の5号機

諏訪地方6市町村や信州大学が取り組む「SUWA小型ロケットプロジェクト」は22日、開発を進めてきた5号機の機体を公開し、3月1日に諏訪湖で打ち上げることを発表した。地元での打ち上げは初めて。岡谷市の信州大学諏訪圏サテライトキャンパスで機体をお披露目し、打ち上げの概要を説明したプロジェクトマネジャーの中山昇・信大工学部准教授(49)は「この地域が素晴らしい技術力を持っていることを次世代の技術者である子どもたちに見てもらいたい」と期待を込めた。

諏訪圏のものづくりを支える人材育成を目的とし、国の地方創生交付金を活用して2015年に始まったプロジェクト。毎年、秋田県能代市で打ち上げ実験を行ってきた。最高速度の「マッハ超え」を目標としているが、開発にはさまざまな要素技術の確認が必要と判断。低高度での実験を重ねることにし、今年度は地元諏訪湖での打ち上げを想定した機体を開発してきた。

5号機は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製で、全長205センチ、直径10・2センチ。固体燃料と液体燃料の両方を使ったハイブリッドロケットエンジンを採用し、重さは9キロ(酸化剤非充填)。諏訪湖での打ち上げのためにあえて高度は抑え、落下予測範囲に着水させるための2段パラシュートを搭載している。

機体表面のデザインはプロジェクトメンバーの武井敦子さん(33)=太陽工業=が担当。ピンクを基調に諏訪地域の小中学生や「諏訪圏工業メッセ2019」の来場者らが描いたイラスト261枚を組み合わせた。武井さんは「いろんな人の思いが集まったロケット。イラスト描いた人が喜んでくれるような打ち上げになれば」と期待した。

5号機は1日午前10時、諏訪湖に浮かべた台船から打ち上げる計画。気象条件によって時間を変更する。プロジェクトリーダーを務める成田周介さん(38)=ダイヤ精機製作所=は「自分たちが暮らし、仕事をしている諏訪地域の子どもたちにもロケットを見てもらい、ものづくりに興味を持ってもらえたら」と話している。

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